10月9日、NO BORDERで催されたライブ
私の誕生日と退院祝いを兼ねたその夜の音源が
昨日、キノコップ(献上品)と共に家に送られて来た。
鍵盤とギターだけの、この小ぶりな構成としては
おそらく過去の演奏の中では一番の出来だったんじゃないだろうか。
とりわけオルガンの音がいい。
ろくに音合わせもしたことが無いのに
アドリブで喰らいついてくるイヴちゃんを改めて凄いと思った。
近頃売れっ子のタケちゃんのギターもまたいい。
病み上がりのため、ややセーブしながらの歌声に
彼は敏感に反応しながら音を被せてくる。
コーラスのさじ加減も絶妙だ。
Mud Trickは、今まで何人もの者が出入りを繰り返し
編成は異なっていたとしても、いつも私の歌と同化していた。
伝説の名ドラマー、ガンボ山本や
ボトル片手に奏でるChiyoのフェンダーベースが加わった
一時期のエレクトリック・バージョンもそうだった。
特に「水曜日の朝」は、彼らを交えることによって
イメージ通りの歌に仕上がった経緯がある。
この曲のリズムセクションは、ガンボとChiyo以外に考えられないほど
私は(かつての)Mud Trickに思いを馳せることがある。
しかし、もともとが泥で作られた(いい加減な)舟だ。
気が向いた時にだけ川から海へと漕ぎ出して
乗ったり降りたりも自由気ままで、決め事など何ひとつ無かったのだから
その場を楽しむだけの、一夜限りのものでいいのだと思うようにしている。

10月9日のMud Trick、これもまた名演だった。
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